今年の6/2から、土日の夜、長男に読み聞かせをしていた重松清さんの「くちぶえ番長」を、7/22読み終えた。
小学四年生の女の子が主人公のこの小説を作家はおそらく小学高学年を読者に想定しており、小学二年生の長男には少し難しいかもな、と思いつつも、とにかく読み聞かせを始めることに。
長男の反応は、想像以上に楽しんでくれた。
適当なところで、じゃあ今日はここまでね、と言うともう少しだけ読んで、とせがまれることもあるくらい。
最後の方は、読み聞かせをしていた、読み手が泣いてしまうという思いがけない事態に、子供たちに「かなしくなっちゃった?」とか、目をじっとみられてニヤニヤされたりと、いじられる始末。
読了後、どこが一番面白かった?と聞いてみると、
全部!
もう少し引き出したいと思い、
「あのさ、バレンタインの日に、お父さんのあまりだからね、と言ってチョコを渡しに来てくれたところとか、良かったよね?」
と聞くと、
「うん、あと、木登りで新記録を達成したところとか、良かったよね」
と言われた。
そうか、なるほど、あのシーンが、良かったんだなぁ、と思った。
また、
「ワンは犬だからワンって言うんだね。」
とも言っていた。もう少しひねりがあると良いと思っているようである。
私はこう思う、の積み重ねこそがその人のパーソナリティだ、と言ったのはちきりんさんだったと思うが、私も同感である。
なので、長男が、ちゃんと自分の感想が言えるようになってきたことを嬉しく感じた。
そして、自分が好きな重松清さんの作品を息子も好きになってくれたことも、また同様に、嬉しかった。
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